columnコラム

2026-06-23

廊下は必要?無駄をなくしつつ快適性を保つ間取りの考え方

コンパクトに広く暮らすための“廊下の残し方・削り方”と後悔しない動線計画

【この記事のポイント】

廊下を減らすと、同じ床面積でもLDKや収納を広く取れ、建築コストや生活動線も効率化できますが、プライバシーや音の面でデメリットも出やすくなります。

「廊下=ゼロ」を目指すのではなく、LDKやホールに“廊下の役割”を持たせることで、コンパクトでも広く感じる間取り(コンパクトに広く)にする考え方が有効です。

後悔しないためには、「動線が長くなりやすいゾーン」と「プライバシーを確保したいゾーン」にだけ、意図的に廊下やホールを残す“選択的な廊下設計”が重要です。

今日のおさらい:要点3つ

  • 廊下を減らすと、居室の面積が増え、家事動線・生活動線が短くなる一方で、音や視線の抜けが大きくなり、プライバシー確保が課題になります。
  • 「コンパクトに広く」という発想で、必要最低限の廊下と、LDK内の“通路エリア”を組み合わせることで、面積効率と居心地を両立できます。
  • 平屋・2階建て・狭小地など条件によって、廊下の役割と最適な量は変わるため、自分たちの暮らし方と優先順位を前提に「削る・残す」を決めることが大切です。

この記事の結論

結論:廊下は「できるだけ減らすべきもの」ですが、「完全になくすべきもの」ではありません。動線とプライバシーを整えるための“必要経費としての最小限”を残す設計がベストです。

一言で言うと、「廊下を空間として持つのではなく、LDKやホールに“廊下の機能”を埋め込む」のが、コンパクトで広く感じる家づくりのコツです。

最も大事なのは、「廊下を減らすメリット(面積・コスト・動線の短さ)」と、「廊下があることのメリット(音・視線の緩衝帯、プライバシー)」の両方を理解したうえで、自分たちの暮らしに必要な“廊下の量と場所”を決めることです。

平屋やコンパクトな家では、廊下最小化の効果が大きく、「同じ30坪でも廊下を2〜3坪削るだけで、リビングや収納が1〜2帖分広く取れる」などの具体的な差が生まれます。

一方で、廊下をなくし過ぎると「リビングがただの通路化」「音・視線が抜けすぎて落ち着かない」という後悔も多いため、廊下の“ゼロか100か”ではなく、“配置と役割のデザイン”で考えることが重要です。

廊下は本当にいらない?

結論として、廊下には「面積効率の悪さ」という弱点と、「動線とプライバシーを整理する」という強みがあります。一言で言うと、「廊下=無駄」ではなく、「上手に削ればリターンが大きい“調整スペース”」です。

廊下を減らすメリット

結論:廊下を減らす最大のメリットは、「同じ床面積で“使える空間”を増やせる」ことです。

平屋の設計記事では、「家全体の5〜10%を廊下が占めているケースもあり、30坪の家で廊下2.5坪なら約125万円分を“移動だけの空間”に使っている」と指摘されています。廊下を最小限にすれば、

  • LDKや個室、収納を広く取れる
  • 建築コストを抑えたり、同じ予算でワンランク上の性能や仕様に回せる
  • 室内の移動距離が短くなり、家事動線・生活動線が効率的になる

といったメリットが期待できます。

廊下があることのメリット

一言で言うと、「廊下は“距離と壁”をつくってくれる緩衝帯」です。

スーモなどの解説では、「廊下があることで、生活音(足音・トイレの音・テレビの音など)が和らぎ、部屋同士のプライバシーが確保しやすくなる」と説明されています。

  • 来客中でも、家族がトイレやお風呂に行きやすい
  • リビングと寝室の間に距離ができ、音や光が伝わりにくい
  • 部屋に入る前に一呼吸おける“心理的な切り替えスペース”になる

といった、数字では見えにくい快適性のメリットがあります。

廊下を「全部なくす」と後悔しやすい理由

最も大事なのは、「廊下なし=良い家」ではないことを知ることです。

廊下なしの間取りに関する記事では、「廊下がないと生活音が際立ち、リビングがただの通路になってしまう」「来客時に家族が動きづらい」といったデメリットも指摘されています。廊下をなくすと、

  • 部屋同士が直接つながり、プライバシーが確保しにくい
  • 扉の開け閉めの位置が集中し、動線が交錯しやすい
  • リビングを通らないと各部屋に行けず、「いつも誰かが横切る」状態になりやすい

など、暮らし方によってはストレス源になる場合もあります。

廊下を減らすとどう変わる?

結論として、廊下を減らすと「空間の広さ・動線・家族の見え方」が大きく変わります。一言で言うと、「家の中の“抜け感”と“距離感”が変わる」とイメージしてください。

動線が短くなり、家事効率が上がる

結論:廊下を減らす一番わかりやすい効果は、動線の短縮です。

廊下なし・少ない廊下の間取り解説では、「玄関→LDK→ランドリー→浴室」「玄関→ファミリークローゼット→LDK」など、部屋同士が直接つながることで生活動線・家事動線が短くなるメリットが強調されています。特に平屋では、「廊下をなくしてLDKがハブとなる間取り」によって、掃除や洗濯・ゴミ出しが効率化しやすくなります。

居室が広く取れて“コンパクトに広く”感じられる

一言で言うと、「数字以上に広く感じる家づくり」が可能になります。

住宅設計のコラムでは、「コンパクトに広く」という考え方が提案されており、廊下を削って居室に振り分けることで、適度な囲われ感と視覚的な開放感を両立する空間をつくる重要性が語られています。「大きい空間だけでなく、小さなエリア(コーナー)を設けることで、認知空間に余裕が生まれ、外側の空間が豊かに感じられる」という指摘もあり、廊下を単に削るのではなく、“居心地の良い余白”へ変える発想が大切です。

家族の気配がよく見える一方、プライバシーは薄くなる

最も大事なのは、「家族の距離感」が変わることです。

廊下を減らすメリットとして、「帰宅時に必ずリビングを通るので、家族のコミュニケーションが増える」といった効果が挙げられています。一方で、

  • 個室に行くたびにリビングを通るため、来客中に動きづらい
  • 子どもが思春期になったときのプライバシー配慮が難しい
  • 音やテレビの光が各部屋に届きやすい

といったデメリットにつながる可能性もあるため、「今」と「10年後」の両方の姿を考慮した計画が重要です。

廊下を減らしつつ快適性を保つには?

結論として、「廊下の役割をLDKやホールに持たせる」「必要なところだけ“廊下的な空間”を残す」の2本柱で考えると、バランスが取りやすくなります。一言で言うと、「廊下を“空間”ではなく“機能”として設計に埋め込む」イメージです。

LDKやホールに“廊下の機能”を持たせる

結論:廊下を削った分、LDKが各部屋への通路も兼ねる設計が有効です。

廊下なしの間取りを解説する記事では、「LDKを中心に各部屋へアクセスする動線を組み、廊下の役割をLDKが担う」設計が紹介されています。たとえば、

  • LDKの一角にスタディコーナーやワークスペースを設け、廊下の代わりに“通り抜け可能なエリア”とする
  • リビングと個室の間に、扉付きの小さなホールや収納コーナーを挟んで“半廊下”として機能させる

といった工夫で、居室面積を確保しながら動線も整理できます。

“ゼロにしない廊下”の代表例

一言で言うと、「玄関周りと寝室周辺には、意図的に廊下やホールを残した方が良いケースが多い」です。

  • 玄関〜トイレ〜洗面:来客動線と家族動線を整理しやすく、玄関から生活感のある空間が見えすぎない配置にしやすい。
  • 寝室周り:寝室と子ども部屋、トイレ・洗面の間に短い廊下やホールを挟むことで、音・光の緩衝帯にできる。

こうした“要所の廊下”だけ残すことで、面積効率を損なわずに快適性を確保しやすくなります。

平屋・狭小・2階建てで変わる廊下の考え方

最も大事なのは、「家のタイプによって廊下の役割が変わる」という視点です。

平屋のコラムでは、「廊下は必須ではなく、減らすことで家事効率と居住スペースが大きく向上する」としつつ、LDK中心の動線設計を推奨しています。一方、縦に積む狭小住宅では、スキップフロアや吹き抜け・採光計画と組み合わせて、「階段とホールを最小限の“立体的廊下”にする」工夫が紹介されています。2階建ての一般住宅では、「1階の廊下を減らしつつ、2階に適度なホールを持たせることで、個室のプライバシーと動線を両立する」設計がよく用いられています。

よくある質問

Q1. 廊下のない間取りは本当に後悔しますか?

A1. 結論として、「家族構成や暮らし方によっては後悔するケースもある」が実情です。動線短縮や広さのメリットがある一方、生活音・プライバシー・来客時の動きづらさで後悔する例も報告されています。

Q2. 廊下を減らすと、どのくらいコストに影響しますか?

A2. 結論として、30坪の家で廊下が約2.5坪減ると、坪単価50万円なら約125万円分を居室や設備に回せる計算になり、同じ予算でワンサイズ上のLDKや収納を確保しやすくなります。

Q3. 子育て世代には、廊下はあった方がいいですか?

A3. 結論として、子どもが小さいうちは廊下が少ない方が見守りやすく、家族の気配も感じやすいですが、思春期以降のプライバシーを考えると、個室周りに短い廊下やホールを設けると安心です。

Q4. 廊下の幅はどのくらいが適切ですか?

A4. 結論として、一般的には78〜91cm程度が標準で、車椅子利用や将来の介護を考える場合は100cm前後あると安心とされています。広くするほど“部屋としての余白”にも使いやすくなります。

Q5. 平屋の場合、廊下はなくしてしまった方が良いですか?

A5. 結論として、平屋は廊下を減らすメリットが大きいですが、玄関〜水回り〜寝室の間に短いホールを残すなど、“まったくのゼロ”ではなく“最小限+LDK中心動線”が現実的です。

Q6. 廊下がないと、来客時に困りませんか?

A6. 結論として、来客頻度が高い家庭では、玄関ホールや短い廊下を設けて、トイレや洗面へリビングを通らずに行けるルートを確保しておくと、家族もゲストも気持ちよく過ごせます。

Q7. 廊下をなくしても、プライバシーを確保する方法はありますか?

A7. 結論として、間仕切り壁の配置・建具の位置や高さ・家具で視線をコントロールし、大きな空間の中に「小さなエリア」をデザインすることで、廊下なしでも心理的な距離感をつくれます。

Q8. 狭小住宅では廊下はどう考えるべきですか?

A8. 結論として、狭小住宅では廊下を最小限にしつつ、スキップフロアや吹き抜け・色彩計画で縦方向と視覚的な広がりを確保する設計が有効です。生活動線の短さが特に重要になります。

Q9. 設計者に廊下について希望を伝えるとき、何を重視していると伝えるべきですか?

A9. 結論として、「LDKの広さ優先か」「プライバシー・音の配慮優先か」「老後や介護の動線を重視するか」など、自分たちがどのメリットを重視して廊下を削る・残すのかを明確に伝えることが大切です。

まとめ

廊下は、「削れば削るほど得をする部分」と「残した方が快適になる部分」が混在する空間です。無条件にゼロを目指すのではなく、動線短縮と面積効率を高めたいゾーンだけ廊下を減らし、プライバシーや音の緩衝に必要な場所には短い廊下やホールを意図的に残すことが重要です。

「コンパクトに広く」という設計思想のもと、LDKやホールに廊下機能を持たせつつ、大きな空間の中に小さなエリアをデザインすることで、限られた面積でも広がりと居心地の良さを両立することができます。

一言でまとめると、「廊下をどう減らすか・どこに残すか」を暮らし方と優先順位に合わせてデザインすることが、無駄をなくしながらも快適性を保つ間取りづくりの鍵になります。

Contactお問い合わせ

NAITO HOME の家づくりに興味のある方は
「来店予約をしたいのですが...」とお気軽にお問い合わせください

tel.0120-40-3031

受付時間/8:00~18:00(火・水定休)

OFFICE / MODELHOUSE店舗・モデルハウス

各務原オフィス

各務原オフィス

  • 各務原市那加前洞新町4丁目193
  • TEL : 0120-40-3031
  • 営業時間 : 予約制にてご案内できます。
  • 定休日 : 毎週火曜日・水曜日
北方小柳モデルハウス

北方小柳モデルハウス

  • 本巣郡北方町小柳1丁目56番25
  • TEL : 0120-40-3031
  • 営業時間 : 予約制にてご案内できます。
  • 定休日 : 毎週火曜日・水曜日
Page top