岐阜の注文住宅 NAITO HOME

1947年創業

内藤建設株式会社

ブログ

【見ないと損】意外と知らない平屋のデメリット?

NAITO HOMEの三田です。

本日は、

「平屋のデメリット」

というテーマでお届けしていきます。

今、平屋の支持率が上がっているということで、

平屋のメリットはすでに皆さんご存じだと思います。

YouTubeでもインターネットでも、

平屋のメリットって沢山情報があると思うんですが、

意外とデメリットについて触れられていないんですよね!!

コレ、気になりますよね!

そこで本日は、

平屋のデメリットを包み隠さずお話していきますので、

是非最後までご覧ください♪

ではさっそくなんですが、

結論からお伝えすると

平屋のデメリットは5つあります!!

  • 広い土地が必要
  • 建物が割高
  • 防犯性
  • 水害対策
  • 音響

それでは、一つずつご説明していきます。

平屋のデメリット1つ目の

「広い土地が必要」

このご質問、非常に多いです(笑)

結論からお伝えすると、二階建てに比べると土地の広さは必要です!!

ただ!! これは、そもそも建物の大きさにもよりますし、

駐車場やお庭、ウッドデッキなどの有り無しによって、

かなり変わってきます!!

「建ぺい率」と言って、土地の面積に対して、

どれくらいの建物が建てられるかによっても変わるんですが、

分かりやすく弊社のお客様のケースでいくと、

ふたり暮らしの方だと

18坪~24坪ぐらいのサイズの平屋が一番人気で、

岐阜県だと、一人一台ぐらい車を持っているケースが多いので、

駐車場は2台分、お庭のスペースも欲しいとなると、

土地面積は大体50~60坪ぐらいあると良いかなと思います!

また、ファミリー世帯だと、

25坪~30坪ぐらいのサイズの平屋が人気なので、

駐車場は3~4台分を確保してお庭のスペースを考えると、

土地面積は60~70坪ぐらいあると良いかなと思います。

中には、弊社で45坪の土地に21坪の平屋を建てて、

2台分の駐車スペースを確保して建てられたお客様もいらっしゃるので、

一概に「平屋を建てるには絶対に広い土地が必要!」

とは言い切れないんですよね!!

これは参考までにはなりますが、

平屋セレクトがお客様にお伝えしている

「平屋を建てる際の理想」としては、

敷地面積に対して、大体40%くらいの

サイズの平屋を建てられるのがいいのではないかなと思います。

そもそも岐阜県の場合は、

都心部に比べて土地の値段がそこまで高くはないんですよね!!

都心部にお住まいの方にはきっと驚かれると思うんですが、

岐阜県では60坪の土地を500万円ぐらいで購入して、

1,000万円台のコンパクトな平屋を建てる方もいらっしゃいます。

なので下手すると、

1,000万円台で土地と新築平屋が叶ってしまう

ということもあるんですね!(笑)

ということで、

「広い土地に、お庭と駐車場も設けて、大きな平屋を建てたい!」

という方もいれば、

「駐車場やお庭はそんなにいらないから、

ある程度の土地に必要最低限のサイズの平屋を建てたい!」

という方もいらっしゃいますので、

一概に「平屋=広い土地が必要」とは限らない

というのを知っていただきたいです。

平屋をご検討の際には、住んでからのイメージをして、

建物のサイズやお庭のスペースや駐車場などについて

ご家族でよく話し合って、お土地の計画をしていただければと思います。


平屋のデメリット2つ目の、「建物が割高」

このご質問も非常に多いです(笑)

「平屋は高い」というイメージやっぱりありますよね!

今回、事例を挙げて説明します。

30坪の平屋と、

30坪の二階建てを比較した場合を例に挙げてみます。

屋根面積と基礎面積は平屋の方が大きいので、

同じ坪数の平屋と二階建てを建てた場合は、

平屋の建築費用が高くなります。

同じ坪数なら、確かに平屋の方が割高なんですが・・・

実は、平屋はトイレの設置は一つの方が約9割以上なので、

居住スペースが集結するので廊下が少なくて済みます。

廊下が全くない平屋も多いです!!

それに比べ、二階建ては廊下や階段は必ずありますし、

2階にもトイレを設ける場合もあります。

この非生活空間は、階段・廊下・トイレ・バルコニーで

約5~7坪程度あるんですね。

ということで、平屋はこのような非生活空間が無い分、

建物のサイズは、二階建てよりも小さくて済むんです。

なので、廊下や階段を含んだ30坪の二階建てと、

25坪の平屋は同じぐらいのサイズだということです。

建物のサイズが小さくなれば、

もちろん建築費用も安くなるので、

そこまで割高ではないかなと言えます。

ここでポイントなのが、建物の面積が小さくて済めば、

毎年かかってくる固定資産税も軽減できるので、

コンパクトな平屋は一石二鳥ですね!!

また、家を建てると必ず必要になるのが、

外壁のメンテナンスです!!!

外壁のメンテナンスに関してお伝えをすると、

平屋の方がお得なんですよね!

これはなぜかと言うと、

平屋は1階のみの低層の建物なので、

外壁のメンテナンス時に足場を組まなくていい場合も多いんです!!!

二階建ては必ず足場を組まないといけないので、

このメンテナンスの工事費用も忘れずに考えておいてください。


平屋のデメリット3つ目の、防犯です。

こちらも皆様が気になるところだと思います。

結論からお伝えすると、

防犯対策がしっかりされていれば平屋と2階建てに差はないんですよ!!!

ということで、泥棒の実態について警視庁データを見ていただきたいんですが、

侵入窃盗の傾向と防犯対策~警察庁発表の統計データより~|ALSOK

こちらの図は、住宅で発生した侵入窃盗の手口を表しています。

留守の時に侵入する手口の「空き巣」が57%、

夜間に住人が就寝中に侵入する手口の「忍込み」が23%、

住人が在宅中に気づかれないように侵入する手口の

「居空き(いあき)」が4%となっています。

「空き巣」や「忍込み」はよく聞いたことがあると思うんですが、

「居空き」って中々聞かないですよね。

よくあるケースなのが、二階建てのお話なんですが、

二階のバルコニーで洗濯物を干している最中に、

一階に忍び込んで金品を盗むみたいです。

おうちにいる時に、もし犯人とばったり遭遇してしまったら

本当に怖いですよね。

次に住宅への侵入窃盗の侵入方法をみてみると、

鍵の閉め忘れである「無締り」がもっとも多く

48.64%と全体の約半数を占めています。

次いで多いのが「ガラス破り」で32.19%となっています。

ゴミ出しなどの数分の間でも鍵を閉めないと怖いですよね。

私たちが出来る防犯対策としては、

「アルソック」とか「セコム」など、

もちろんコストをかければかけるほど、

防犯対策を強化することはできるのですが、

その分の工事の初期費用や月額費用もかかるので、

誰でも気軽に導入するとなると少し難しいのかな~と思います。

私たちがお客様にオススメしている平屋の防犯対策としては、

一番大切な外構計画ですね!!

二階建ては大半の方が、

寝室や子供部屋を二階に配置するのに対して、

やはり平屋は、1階の低層建物なので、

もちろん居住スペース全てが一階に集まっています。

外構計画は、外からの視線を遮る高い塀や植え込みの外構、

いわゆる「クローズ外構」というのは、

敷地内に侵入した泥棒にはかえって好都合なんです。

オープン外構にすることによって、

狙われにくくなるのですが、プライバシーも守りたいという方、

いらっしゃいますよね。

塀や植え込みの高さは、プライバシーが守られつつ、

防犯効果も期待できる1,2m~1,4mぐらいまでをおすすめします。

そして、泥棒が侵入する時に気にするのはやはり足音ですよね。

庭に芝生を敷いていると足音がしにくく、とても危険です。

また、きれいに整えられた余裕のある裕福な家

という印象も与えらてしまうので狙われる可能性も高まります。

そこで、窓の下などに踏むと音の出る

防犯砂利を敷くことで防犯効果がかなりアップします。

また、これも意外と落とし穴になります!

それは、窓の近くには出来るだけ物を置かないこと!!

窓の近くに物を置くことで、

窓から侵入する泥棒の踏み台になってしまうんです!

泥棒の好都合にならないように、

窓の付近に物を置かないこと!

これ、ご注意くださいね!

は人感センサーや防犯カメラ、

防犯ガラスと防犯フィルムが

割とお値打ちに対策が出来るかなと思います。

防犯設備は保険のようなもので、

「付けなくても大丈夫かな?」と思いがちですが、

被害が起きてから後悔していては手遅れになってしまいます。

大切な家族が安心して、安全に暮らすことができるといいですよね!☺

コストをかければいくらでも防犯対策ができるのですが、

やはりその分コストもかかってしまうので、

ご家族でよく話し合って後悔のしない

マイホームづくりになることを願っています。

最初の方でもお話しましたが、

侵入方法の約半数が鍵の閉め忘れの空き巣被害なので、

二階建て、平屋に関わらず気を付けましょう!!


平屋のデメリット4つ目の、水害です。

平屋は1階のみの低層の建物なので、

2階建てに比べるとやはり水害が気になりますよね!

あいにく、岐阜県は海に隣接していないので、

津波による水害の被害はないので安心ですが、

岐阜県は土地の80%近くが山地でその多くは森林でおおわれているので、

ある程度は山の方で水を蓄えることが出来るんですが、

長期的な大雨が降りだしてしまうと、

洪水が一気に下流の地域に流れ込んで切るんですね。

なので、昔は大雨が降ると低い土地では

洪水による水害に見舞われてきたそうです。

今では治水対策として、

「堤防」や「ダム」、「放水路」などがあるので、

川による水害被害はあまり考える方は少ないんですが、

「堤防は決壊しない」とは言い切れないですよね!

そこで、岐阜県で平屋を検討している方に、

是非これだけは押さえておいてほしいです!!

それはハザードマップの確認!

これは絶対に行ってください!

今は当たり前になっていますが、

ハザードマップというのは、住所を入力すると、

洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報、

道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを

地図や写真に自由に重ねて表示してくれるものになります。

特に土地から新築を計画する方は、

ハザードマップを確認したうえで、

お土地の購入をしてくださいね。

あとは、平屋を建築する場合、

万が一の水害に備えて、地盤を「盛り土」をして

周辺の土地よりも家の地盤を高くしたり、

基礎を高めに設定しておくと良いでしょう。


平屋のデメリット5つ目の、音響です。

平屋は2階建てに比べて、

先ほどお話したように廊下や階段などのデッドスペースが無いんですね。

これはメリットにもなるんですが、

実はこれがデメリットにもなってしまうんです。

平屋は1階のみの建物なので、間取りにもよるんですが、

どうしてもリビングや居室が隣接するので、

家の中による生活音が伝わりやすくなってしまいます。

この生活音というのは、話し声や足音、後は扉の開け閉めなどですね。

2階建ては2階から足音がすると思うので、

2階建ても平屋も生活音を完全に聞こえなくするというのは

少し難しいのかなと思います。

平屋の音響対策としては、

あえて廊下を設けて居室同士の距離を離す方法や、

リビングと居室の間に収納スペースや

クローゼットを設けて音響を防ぐ方法もあります。

また、水回りの排水音に関しては、

隣接するお部屋の壁に吸音材を設けることで、

かなり対策ができると思います。

間取りの取り方ひとつでこの音響問題が軽減できるので、

平屋を計画している方は是非担当者さんに

ご要望をお伝えいただければと思います。


本日は、

「平屋のデメリット」というテーマでお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

平屋をご検討されている方の参考になれれば幸いです。

本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。

Page top