岐阜の注文住宅 NAITO HOME

1947年創業

内藤建設株式会社

ブログ

【見ないと損】お仏壇の設置場所について🏠

こんにちは!

NAITO HOMEの三田です♪

本日は、

「マイホームを建てたい!でも仏壇や和室はどうしよう!」

と迷われている方に向けた内容です!

このお仏壇についてのご相談は、

マイホーム計画をしていく中で、非常に!!!

多くのご相談をいただくんですね!!

「和室は必要ないけど、お仏壇のために和室をつくった方がいいのか・・・」

「代々受け継がれているお仏壇を自分たちの代で替えてしまってもいいのか・・・」

と悩まれている方も結構いらっしゃいます。

そこで今回は、④つのポイントでお話していきます。

  • お仏壇について
  • お仏壇のクリーニング
  • 和室の必要性
  • お仏壇の設置場所

それでは、順番に詳しくお話していきますね。

まず1つ目は、お仏壇について。

お仏壇は私たち日本人にとって身近な存在ですよね!!

毎日お仏飯をお供えしては取り替えて、

線香ろうそくを備えては手を合わせて、

ご先祖様へ思いを馳せる。

何かに挑戦するときは、

「見守っていてください。応援してください」と念じてみたり、

何かいいことがあったらご報告したり、ご相談したりと。

そうやってお仏壇というのはご先祖様へご教養する場でもあり、

自分の心の中を整理する場でもあったりすると思います。

そんなお仏壇は、私たちにとって

「無くてはならない身近な存在」なんです!!

それが現代では、

核家族といった一昔前とは違う家族構成に伴って、

お仏壇の種類や設置場所、

また考え方にも変化が見られるようになってきました。

そもそも、最近では「和室もなくて、床の間も仏間もない。」

そういったおうち全体が洋風のつくりのご家庭も少なくありません。

冒頭でもお話しましたが、建て替えや住み替えの際に

「お仏壇のために和室をつくった方がいいのか・・・」

「コンパクトなお仏壇も沢山出てきているけれど、

代々受け継がれているお仏壇を自分たちの代で替えてしまってもいいのか・・・」と、

悩まれている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、2つ目のお仏壇のクリーニングです!

皆様、お仏壇のクリーニング費用って

どれくらいかかるか考えたことはありますか?

祖父母や実家に置いてあるような昔の金仏壇や唐木仏壇の場合、

お仏壇の大きさや内容にもよるんですが、

お仏壇全体のクリーニング・お洗濯・修理となると、

なんと100万円~200万円ほどの費用がかかってくるんです。

この負担額、かなり大きいですよね。。。

簡易的な部分はご自身でお磨きはできるのですが、

お仏壇本体を分解して金具を外したりは中々できないですし、

そもそも方法もわからないですよね。

親世代まではしっかりとお仏壇のクリーニングなどの管理ができていたけれど、

私たち世代が、その費用の管理までできるのか?

皆様はどうでしょうか?

このお仏壇のクリーニング代が結構見落としがちなポイントになってきます。

せっかくの大切なお仏壇が汚れてしまっていては、

ご先祖様に大変失礼になってしまいますよね。

そこで!最近では、

マイホームに住み替えや建て替えの引っ越しのタイミングで、

昔ながらのお仏壇から、

思い切ってコンパクトでモダンなお仏壇に買い替える方がほとんどです。

今画像が出ていると思いますが、

最近では本当にいろんな種類のお仏壇があるそうです。

代々受け継がれているお仏壇を自分たちの代で替えてしまってもいいのか・・・

と悩まれている方もいらっしゃると思いますが、

これは本当に考え方次第だと、私は思います。

お仏壇はいずれ自分たちの時代から、

子どもの世代へと次々と受け継がれていくものですよね。

私は、その時代、ご家族の生活に合った、

家計のご負担にならない選択をしていくのが良いかと思いますし、

しっかりとお考えがあるなら、

きっとご先祖様もご理解いただけると思います。

これは考え方も人それぞれ様々ありますので、

ご家族でよく話し合って決断されると良いと思います。

それでは、3つ目の和室の必要性についてです。

昔は「仏間」と言われる言葉があるように、

和室があって、床の間があって、

お仏壇のスペースがあってという形だったと思うんですが、

最近では中々そこまで立派な

「ザ・和室」といったおうちを設計することが

少なくなってきているんですね。

この時代の変化は一体何なのか!

それは、昔はお葬式・法事・結納などを自宅の和室で行っていたり、

また来客間として使っていたかと思います。

しかし最近では、こういった行事を自宅で行わずに、

お寺などの宗教施設やセレモニーホールなどの専用施設といった外部で行う

というご家族様が増えてきているからなんです。

また、3年ほど前から始まったコロナ禍によって、

大人数での親戚の集まりなんかも自粛された影響もあり、

その延長で、おうちに親戚や友達を招く機会

というのも少なくなってきたように感じます。

そして、近年では、

コンパクトな住宅の需要が非常に高まっています

皆様もお分かりの通り、

特に生活動線が短い平屋の人気がとっても高まっているんですよね。

これ、何が言いたいかというと、

昔のように大きくて豪華なおうちというよりかは、

「ミニマリスト」という言葉が流行っているぐらい

必要最低限のものだけで、

少人数で暮らすマイホームが欲しい、

という方が増えてきているんですね。

だからこそ、マイホームを計画していく中で、

部屋数が無駄に増えてしまう和室は

そこまで重要視されていない、

というケースが多いんですよね。

これが「和室は必要ないのに、

お仏壇のために和室をつくるか迷っている」方の

お悩みに繋がっている、ということなんです。

ということで、新居では和室をつくらずに、

洋室の一角に仏間スペースを設けて、

コンパクトなお仏壇を祀る、という方が増えてきています。

ということで、最後に4つ目のお仏壇の設置場所。

お仏壇の祀り方なんですが、

一般的に昔は家の西側の和室にお仏壇を置いていました。

先ほどもお話しましたが、

和室には「床の間」があって、

そのお隣に「仏間」と言われる仏壇を置く場所を設けて、

お仏壇をお祀りされていました。

お仏壇は西に背を向けるようにして正面を東向きにして設置するか、

あるいは北を背にして南向きに設置するのが一般的でした。

それはなんでかというと、

西に背を向け東を向いている仏壇のその心は、

「極楽浄土は西にあると言われている」ことから、

子孫たちが仏壇の正面に座って手を合わせた時に、

同時に仏様の世界へも祈りを捧げることが出来る、

という思いが込められているからなんですね。

北に背を向け、南に向けて設置するのは、

「お釈迦様が北に背を向け、南を向いて数々のお説教をされた」

という云われが、由来になっているそうです。

しかし、時代が変わっていく中で、

最近の洋風のおうちでのお仏壇の設置場所で多いのは、

やはり「ご家族で集まるリビング」なんです!

実際に私が担当した施主様にお話を伺うと、

「お仏壇だけのお部屋を用意しようとも考えたのですが、

もしそうなるとご先祖様が寂しい思いをされるのかもしれないなぁと思って、

いつも家族が集まるリビングに配置したい」という方が大半でした。

お仏壇ということで毎日お水やお仏飯、

お供え物をするということを考えると、

キッチンの近くのリビングがいいのかなと思います。

また、「リビングのお隣に和室や洋室をつくって、

そこの一角にお仏壇を置けたら」というお話もいただきます。

中には「でもお仏壇がリビングから見えるとちょっと・・・」

という方もいらっしゃるんですね。

そこで私のオススメはブラインドです!

ブラインドを閉めることで目立たなくすることもできますし、

スッと開けていただくとお仏壇。

私はこれをオススメしています。

観音扉と言って、

扉をパカっと開ける扉を付けることもできるんですが、

実際にそれを造作で扉を造るとなると、

結構コストも上がってしまうんですね。

ブラインドをオススメする理由は、

やはり扉に比べて出っ張りが無いので、

リビングから見える場所でも、

リビングの一角だったとしても

スッキリ見えていいんじゃないかなと思います。

お盆などにお坊さんに来てもらって、

みんなで集まってお参りをするということだと、

お参りできるスペースがある程度必要だと思うんですが、

結構そうじゃないご家庭もあるんですよね。

お仏壇は置きたいけどお坊さんや

みんなが集まるような形ではないというお話であれば、

リビングの一角でもいいと思うし、

2帖3帖ほどのちょっと小上がりなスペースをつくってあげても

良いんじゃないかなと思います。

このお仏壇の設置の仕方については

仏教的な思想が盛り込まれてもいるんですが、

やはり亡きご先祖様を想う気持ちが大切だと思うんですよね。


先ほどの

「ご先祖さまは、本当はリビングの近くでみんなと一緒にいる方が嬉しい」

というお話を聞いたことがあるように、

お仏壇や和室については本当に様々な考え方があります。

やはりお仏壇は、

設置した後もクリーニングが必要になってきますので、

ご自身の無理のない範囲内のお仏壇をご選択いただくと、

ご先祖様も嬉しいのではないかなと思います。

お仏壇の種類や設置場所、

考え方については、ご家族様でよく話し合って

ご検討いただければと思います!

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